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犬から聞いた素敵な話 山口花 [犬から聞いた素敵な話 山口花]

「犬から聞いた素敵な話」(山口花)は、サブタイトルに「涙あふれる14の物語」と記されているように、第1章「飼い主から愛犬へ――」(7編)と第2章「愛犬から飼い主へ――」(7編)のオムニバス小説で読みやすく、内容の面白さもあって一気に読んでしまえる小説。

第1章は飼い主からの目線、第2章は愛犬からの目線でお互いの愛情が綴られていますが、特に犬目線で書かれた第2章には泣かされました。
飼い主と愛犬の絆には、本当にジーンとくるものがありました。

少し内容、あらすじをご紹介しますと、
「リン うちに来てくれて、本当にありがとう」は、学校でいじめられていた女の子が両親にも話せず、雨の中路上で拾った子犬「リン」と一緒に暮らしているうちに、「リン」から勇気を与えられるという話。

「ライダー ずっと僕たちのなかで生きている」は、4人組の小学生が拾った犬「ライダー」とよく遊んだが、高校の時に「ライダー」は遊び場の「秘密基地」にひょっこり舞い戻り死んでしまう。その後4人は小学校時代に埋めたタイムカプセルを掘り起こして開けて見ると、4人それぞれが「ライダー」との写真が入っていたという話。

 「サンデー 私はいま、ひとりじゃない」は、幼少の頃から痙攣発作を起こし倒れる持病持ちの青年が、「サンデー」と暮らすうちに、自分は1人ではないという安心感が芽生え自然と病気が治癒していくという話。

「サージャリー さあ、行こう」は、認知症の母に寄り添っていた「サージャリー」が、実は母を見て悲嘆に暮れている私や父を癒やしてくれているという話。

「空知 あきらめないで信じること」は、これまで泣かないで頑なにも気丈に生きてきた私が5回目の失恋の帰り道に動物病院の張り紙を見て貰い受けた子犬「空知」が、私と散歩中に大型犬に突然襲われ、大怪我をする。長い入院を終えて私のところに戻ってきたときに、思わず泣いてしまったという話。



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